【7月19日付編集日記】タイでモモPR

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 実力主義が問われた中国の戦国時代。力に頼った支配ではなく、徳による王道の政治を説いたのが孟子である。彼の言葉で最も知られているのが「天の時は地の利に如(し)かず、地の利は人の和に如かず」だろう

 ▼孟子は、徳のある人には自然と味方が多くなり、徳のない人には味方が少なくなる。だから王道を行う者が勝つという主張にこの言葉を使っている。現在では、物事を成功させるにはチームワークが必要という格言として引用される

 ▼サッカーJ3の福島ユナイテッドFCが来月、タイの1部リーグのチームと同国で親善交流試合を行う。タイは県産果物の重要な輸出先となっている。選手は、モモをイメージしたピンクの夏季限定ユニホームを着てプレーし、県産モモの消費拡大をアピールする

 ▼本県とタイを結ぶ親善試合に向けて、相手チームは「やれることは何でも言ってほしい」と協力を申し出てくれているという。1試合限定でタイ国際航空がユナイテッドを支援することも決まった▼東京電力福島第1原発事故の風評被害を払拭(ふっしょく)するためには、相手と理解を深め合い「人の和」を広げていくことが大切だ。今回の交流を本県とタイのファインゴールに結び付けてほしい。