【7月24日付編集日記】アジサイ世界一

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 育った土地によって花の色を変える。主に伊豆諸島に自生していた植物には、他に類を見ない特徴があった。突然変異を起こしやすいこともあり、花の形そのものも多様性を持っていた。アジサイの原種ガクアジサイである

 ▼その美しさに魅了された人々は、品種改良を重ねて多彩な花をつくりだしてきた。ついには海を渡り、遠くヨーロッパまで伝わった。現在のセイヨウアジサイは、その子孫たちが里帰りしたものだ。アジサイは世界を旅して美しさを磨いてきた

 ▼平田村の「ジュピアランドひらた」にあるアジサイの品種数が、ギネス世界記録に公式認定された。敷地に植えた825種類のうち、専門家の調査により基準を満たした372種類が記録となった

 ▼ジュピアランドは春のシバザクラで知られている。村はアジサイを新たな観光の「目玉」にすることで、春から夏まで多くの人に訪れてもらおうと考え2014年度からアジサイを植え始めた。毎年品種を増やし、世界一の称号を手に入れた

 ▼来夏にはより多くの品種をそろえる予定になっている。平田村ならではの鮮やかな花が咲き誇るアジサイ園をつくりあげることで、ギネス記録と来場者数を更新していきたいものだ。