【7月25日付編集日記】食べ残しゼロ

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 食べ残しをする女の子が、食べ物には作った人の思いやりが詰まっていることをおばあさんに教わり、苦手だった食べ物も食べるようになる―。絵本作家、真珠まりこさんの作品「もったいないばあさんのいただきます」(講談社)だ

 ▼この絵本で真珠さんは体を元気にする食べ物の役割や、自然の恵みに感謝し好き嫌いなく食べることの大切さなどを説いている。おばあさんの「ありがとうって のこさないようにたべようね」との言葉は子どもたちだけに対するものではないだろう

 ▼県は、夏休みに合わせて、小学生たちに「食べ残しゼロ」を呼び掛けるリーフレットを配った。捨てられている食品の現状を説明し、食べ残しをしなかった日を記録するカレンダーも付けた

 ▼8月から県は、食べ残しゼロの推進に協力する飲食店などを認定する制度をスタートさせる。協力店は、食べ残しをしないよう客に呼び掛けるほか、完食しやすい小盛りメニューの設定などに取り組む

 ▼日本における食品ロスは年間約621万トン。国民全てが毎日茶わん1杯分ずつを捨てている勘定になる。例年にも増して暑い夏。元気に乗り切るためにも好き嫌いなく食事し、満遍なく栄養をとることが大切だ。