【4月21日付編集日記】ホープツーリズム

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 米ゴルフのタイガー・ウッズ選手の見事な復活劇だった。不倫騒動、手術、薬物の影響下で車を運転しての逮捕。「タイガーは終わった」と誰もが思った。その後のマスターズ優勝。メジャー制覇は実に11年ぶりだった。「どん底を経験しても希望はある」ことをウッズ選手は教えてくれた

 ▼県観光物産交流協会は「ホープツーリズム」を商標登録した。「ホープ」とは希望のこと。確かに本県は「希望」を感じる可能性を秘める場所だろう

 ▼ウッズ選手と同じように、本県の被災地も、どん底とも言える状況を経験した。あとは、ウッズ選手のような見事な復活劇を本県や浜通りの被災地が見せることができるかどうか

 ▼すぐには実現しないかもしれない。しかし、その兆しを本県を訪れる人々に感じてもらうことができるかどうか。それがホープツーリズムだろうし、そこへ向かって努力する意義は大きい

 ▼人にとって、「死に至る病」は絶望だという。その反対語が「希望」だろう。復興の途上にある本県は、県外からも多くの支援をもらっている。それに恩返しをする方法として、「福島の希望」を見せること以上に素晴らしいものはない。それが世界に対する何よりの貢献になる。