【4月24日付編集日記】スポーツキッズ

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 陸上200メートルで活躍する、福島市出身の山下潤さん(筑波大)が掲げた今年の目標がある。6月の日本陸上競技選手権で優勝して世界選手権の代表に選ばれることだ。その先に東京五輪が控える

 ▼島根県で今月20、21の両日開かれた出雲陸上の300メートルで、山下さんは3位に入賞した。有力選手がそろったレースで上位に食い込む結果を残したことで、照準を合わせた2カ月後の大会に向けても期待が膨らむ

 ▼山下さんが頭角を現すきっかけとなったのが、小学生の時に参加した県体育協会の「ふくしまスポーツキッズ」事業だ。3年生以上の児童を対象に有望選手を発掘するのが狙いで本年度の募集は、あす始まる

 ▼25メートル走や反復横跳びなどのスポーツテストに挑み、選ばれた子どもたちはさまざまな競技団体の練習に参加する。打ち込む競技を選ぶ契機にしてもらい、6年生は中学に進学してから3年間、専門的なトレーニングなどの支援を受ける

 ▼この取り組みは14年前に始まった。参加者の中には、山下さん以外にもトライアスロンやスキーなどで全国屈指の選手に成長した人もいる。見いだされた才能は次々と開花している。東京五輪、さらに先を見据えて、実を結ぶことを願う。