【2月5日付社説】インフルエンザ流行/手洗いとうがい励行しよう

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 インフルエンザが県内全域で流行しており、県は注意報レベルに達したと発表した。予防対策を徹底し、感染拡大を食い止めたい。

 県感染症発生動向調査週報(1月25~31日)によると、県内の77定点医療機関からの患者報告数は1機関当たり15.74人となり、注意報レベルの基準(1機関当たり10人)を超えた。患者数は1212人で前週より558人増えた。

 県内の8保健所の管轄地域ごとに、1定点当たりの平均患者数をみると、いわき市が29.69人とほぼ警報レベル(30人)に達しているのを最高に、県中17.70人、南会津16.33人、会津16.00人、県南15.57人、相双14.40人と注意報レベルを超えている。このほか県北9.76人、郡山市7.75人で流行は全域に及んでいる。

 インフルエンザは、ウイルスが引き起こす感染症の一つで、感染力が強いことで知られている。例年、寒さが厳しさを増し、空気が乾燥してくる12月前後から流行が始まる。

 今季、県内は昨年12月中旬から流行入りした。昨季に比べて流行入りで約ひと月、注意報レベルの発表は1カ月半遅い。今季の状況は2年前の2013~14年にかけてのシーズンと似ている。このときは注意報レベル発表の2週後に警報レベルに達した。県は今季も流行がさらに拡大する可能性があるとみて警戒を強めている。

 インフルエンザは、免疫力が弱まってくると感染しやすく、症状が重くなるおそれがある。日ごろから栄養のバランスが良い食事と、十分な睡眠をとり、免疫力を高めておくことが大切だ。

 また、家庭や職場の室内は適度な湿度を保ち、できるだけ人混みへの外出を避けるなどして、一人一人が感染を広げないよう「かからない」、「うつさない」対策を心掛けていきたい。

 厚生労働省は今季からワクチンを変更した。従来はA型のウイルス2種類とB型ウイルス1種類だったが、B型をもう1種類加えた。ここ数年、B型ウイルスは2種類が混合して流行しており、1種類しか含まないワクチンでは予防効果が低いと指摘されていた。

 県教委によると、県内の公立幼稚園や小中高校、特別支援学校では4日現在、1332人が出席停止となっており、学級閉鎖などの措置も県北、県中、県南、相双、南会津の一部でとられている。

 受験シーズンもいよいよ本格化する。こまめな手洗いやうがい、マスクの着用、ワクチン接種などを確実に行って、流行期を乗り切っていきたい。