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聖光学院、4季連続甲子園 粘る郡山商にサヨナラ勝ち

夏の福島大会で2年連続5度目の優勝、県勢史上初となる4季連続の甲子園出場を決め応援スタンドに向かう聖光学院ナイン=福島市・あづま球

 第90回全国高校野球選手権記念福島大会最終日は23日、福島市のあづま球場で決勝を行い、第1シードの聖光学院が第3シードの郡山商に4−3でサヨナラ勝ちし2年連続5度目の優勝、夏の甲子園出場を決めた。聖光学院は昨春のセンバツから本県初となる4季連続の甲子園出場。
 決勝では、聖光学院の左腕佐藤竜、郡山商の右腕佐藤紀による息詰まる投手戦が続いた。聖光学院は2回一死、死球の黒羽が2盗で失策を誘い三塁へ進み、佐藤拓の内野安打で先制。6回は右前打の安田を二塁へ送り、関根が右前適時打、8回は2死三塁から黒羽の左中間三塁打で加点した。
 同点で迎えた9回には、郡山商のリリーフ橋本から仲田、竹沢が四球を選び、渡辺翼の送りバントで1死二、三塁とし、菅野の右犠飛で三走仲田が生還し決着をつけた。
 郡山商は3点を追う土壇場の9回、相手の守備が乱れ無死一、二塁の好機に宗像の右越え二塁打で1点差、さらに救援の仲田を攻めて2死三塁から上野の右前打で同点とした。最後に春の県大会王者の意地を見せたが、初優勝にはあと一歩及ばなかった。
 ゲームセットの瞬間、聖光学院ナインはマウンド近くに駆け寄って抱き合い、4季連続の甲子園出場を喜び合った。黄色のメガホンでいっぱいになった応援席も、ナインとともに甲子園切符獲得の歓喜に包まれた。
 夏の甲子園大会は8月2日、兵庫県の阪神甲子園球場で開幕、18日まで熱戦を展開する。

 聖光、土壇場で真骨頂 逆境が力、勝ち意識し窮地もはね返す
 昨秋と今春の県王者同士が激突した決勝。ゲームセットまで勝敗の行方が分からない緊迫の展開が続いた。しかし振り出しに戻った九回裏。聖光学院は、ノーヒットで1点を挙げ、頂点に立った。
 春の県大会で初戦敗退という屈辱を味わったナインが、本県初の4季連続甲子園という栄光をつかんだ。
 聖光学院は春のセンバツ甲子園に出場、優勝した沖縄尚学を相手に0−1と互角の戦いを演じたことで、優勝候補の筆頭と言われ続けた。しかし「自分たちの力を過信するようになった」と主将の黒羽剛広(3年)。この善戦はナインに慢心を与え、練習や試合に集中力を欠く要因になった。
 こうして迎えた春の県大会初戦。磐城に敗れ、選手は目覚めた。斎藤智也監督は「春の県大会で負けて逆によかったのかもしれない」と振り返った。黒羽は「あれで僕らは一回り成長できた」と語った。
 逆境からはい上がったナインは精神的に成長した。決勝で土壇場の9回にミスで追いつかれてもピンチをはね返すだけの力を培っていた。ナインはこの強い力を信じ、全国の舞台に立つ。
(2008年7月24日 福島民友・高校野球ニュース)

 

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