開会式のリハーサルで力強く行進する聖光学院ナイン＝甲子園

　第８０回記念選抜高校野球大会は２２日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。大会を前日に控えた２１日は同球場で開会式のリハーサルが行われ、２年連続２度目のセンバツ出場となる東北地区代表の聖光学院ナインも力強い入場行進を披露した。
　同日は午前１０時からリハーサルが始まり、前年度優勝の常葉菊川と準優勝の大垣日大の主将を先頭に、北から順に入場行進。聖光学院ナインは６番目に行進した。１８人の選手たちは、選抜旗を手にした黒羽剛広主将を先頭に、唯木昇平、竹沢大貴の掛け声に合わせて行進した。
　黒羽主将は「すがすがしい気持ちになった。自分たちの戦う姿勢を見つめ直したい」と気分を一新した。
　聖光学院は大会第５日の２６日、２回戦第３試合で沖縄尚学（沖縄）と対戦する。

　鋭い当たり次々、連係プレー確認
　聖光学院ナインは開会式のリハーサルに臨んだ後、午後から大阪府箕面市の関西電力総合運動場で練習を行った。
　フリー打撃では、鋭い当たりを次々に飛ばし仕上がりも上々。シートノックによる守備練習では、内、外野の連係プレーなどを繰り返した。エース仲田浩人ら４人の投手陣は走り込みの後、ブルペンで投げ込んだ。
　２０日は練習試合が中止になったこともあり、斎藤智也監督は「相手右腕を攻略するための打撃を行った。登板間隔が空いた仲田らも相手の弱点を見据えながら投球を確認した」と話した。
（２００８年３月２２日　福島民友・高校野球ニュース）