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聖光惜しい1失点 強豪と互角の戦い 

【聖光学院―沖縄尚学】6回裏聖光学院2死一、三塁、打者竹沢のとき重盗を狙い、三走黒羽が本塁突入もタッチアウト。捕手嶺井=甲子園

 兵庫県西宮市の甲子園球場で26日行われた第80回記念選抜高校野球大会第5日の2回戦第3試合で、優勝経験のある沖縄尚学に0野に吉良名1で惜敗した聖光学院。2年連続出場でセンバツ初勝利はならなかったが、最後まで全力プレーを貫いた。聖光学院は再三の好機を生かせず無得点に終わったが、相手を上回る7安打を放ち、プロ注目の右腕東浜をおびやかした。エース仲田は4安打を浴びながらも初回のボークによる1失点。2回以降は緩急を付けた投球で打ち取り追加点を許さなかった。

 攻めの走塁、惜しくも実らず
 初回に献上した先制点を取り戻すことはできず、聖光ナインのセンバツ初勝利はならなかった。持ち味の粘りの野球でナイン全員が速球に食らいついたが、大会屈指の右腕・沖縄尚学の東浜巨(3年)の巧みな投球術の前に、聖光学院の選手が本塁を踏むことは最後までなかった。
 そんな中、気迫あふれるプレーでチームをけん引し続けた主将の黒羽剛広(3年)。「攻めるしかないと思ったので、(本塁へは)自分の判断で突っ込んだ」。紙一重のクロスプレーでアウトになったものの、6回二死の場面で重盗からホームを突くなど、貪欲(どんよく)に1点を狙い続けた。
 初回には2盗。9回にはあわや相手の追加点か―という当たりをダイビングキャッチするファインプレーを見せるなど、攻めの姿勢を貫いた。「一球一球に真剣に向かっていくことが聖光の野球」と話す”頼れる闘将”の背中に、ナインの戦う気持ちは最後まで折れることはなかった。
 「本当に、最後の最後まで全員が力を出し切った」。試合後の黒羽の目に涙はなく、晴れやかな表情でナインのプレーをたたえた。大会屈指の投手といわれる東浜についても、「打てないスピードではなかった」と夏につながる自信ものぞかせた。
 「一回りも二回りも大きくなって絶対に夏にこの場所に帰ってきたい」。聖光学院の春は、確かな手応えを感じさせながら夏につながっていく。
(2008年3月27日 福島民友・高校野球ニュース)

 

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