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▽準決勝
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(延長10回)
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帝京安積、10回サヨナラ 菅野大が投打に大車輪
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【小高工―帝京安積】10回裏帝京安積2死三塁、サヨナラ勝ちを収め喜びを爆発させる帝京安積ナイン=あいづ球場
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第60回春季東北地区高校野球県大会第6日は25日、会津若松市のあいづ球場で準決勝2試合を行い、帝京安積が小高工を4−3の延長10回サヨナラで下し、決勝に進出した。同時に、春季大会では帝京安積が29年ぶり2度目(前身の安積商を含む)の東北大会出場を決めた。
帝京安積は先行されても好機を着実に生かし、7回までに同点に追いついた。延長10回一死、菅野大が出塁するとすかさず3盗、チャンスを広げ、佐藤大のサヨナラ打を引き出した。
小高工は、3回に渡部龍の右前2点適時打で先制。4回には太田の左前適時打で加点、序盤は主導権を握った。5回以降は7安打を放ったが帝京安積菅野大に要所を締められ流れをつかみ切れなかった。
最終日の26日は、同球場で決勝と3位決定戦を行う。
ナイン「燃えた」 主将・岡部、負傷退場で奮起
帝京安積の勝利への執念が安積商時代を含め29年ぶり2度目、1988(昭和63)年の校名変更後は初めて決勝の扉をこじ開けた。
グラウンドを去った主将の悔し涙に、ナインが奮起した。捕手で主将の岡部拓也(3年)が4回の守備で、走者と本塁付近で接触し負傷退場。精神的な支柱を失ったが「岡部の涙を見て気持ちが燃えた」と、エース菅野大晃(3年)。延長10回、左越え二塁打を放ち、すかさず三塁を陥れてサヨナラのおぜん立てをした。
「主将の退場で、ベンチの雰囲気は変わった。みんながチームの勝利のために一つになった」。2死三塁で打席に立った佐藤大樹(3年)は、左前に運んで熱戦に終止符を打った。ナインは苦しい試合を勝ち、同時に手にした東北大会出場の喜びを分かち合った。
菅野は5回以降に7安打を浴びても要所を抑え、得点を許さなかった。藤田進監督は「3点を取られても、最後まで気持ちを切らさずに投げられた」と、エースの粘投をたたえた。
バックも堅守でエースを後押し。8回1死一、二塁で中前安打を許したが、内、外野の連係プレーで本塁で刺殺しピンチをしのいだ。
現チームの最高成績だった昨秋の県大会3位を上回る快進撃。縦じまのユニホームは上昇気流に乗った。
(2008年5月26日 福島民友・高校野球ニュース) |
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