笑顔で“大役”果たす 入場行進先導役の平工・吉田
開会式で入場行進の先導役を務めた平工の吉田拓郎(3年)は「グラウンドに立てて一生の思い出になった。最高だった」と笑顔をみせた。
三塁手だったが、1年ほど前に右手人さし指を骨折。手術したものの、思うようなプレーができなかった。
先導役を言い渡されたのは約1カ月前。荒峰雄監督は「毎日練習に参加して頑張っている選手。最後の思い出になればと思って声を掛けた」と話した。
吉田は「選手として出場したいという気持ちはある。でも、先導役は全球児の中でたった一人だけだ」と思い、引き受けた。「これからは、ボールボーイとして全力でサポートしたい」と話した。
(2009年7月11日 福島民友・高校野球ニュース)
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