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(延長12回)
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東日大昌平気迫、延長制す 創部初、決勝進出
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【東日大昌平−日大東北】延長12回裏日大東北2死二塁、嘉斎を三振に打ち取りゲームセット。雄たけびを上げる東日大昌平のエース久保(中央)=いわきグリーンスタジアム
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いわき市のいわきグリーンスタジアムで24日に行われた第91回全国高校野球選手権福島大会第11日の準決勝で、甲子園出場を争う2校が決まった。決勝に進出したのは3年連続7度目の第1シード聖光学院と、初めてとなる第7シード東日大昌平。
東日大昌平は大技、小技を織り交ぜ、日大東北との延長12回の死闘を制し、創部初の決勝進出を決めた。
東日大昌平は初回、5安打を集中し、2点を先制、試合のペースをつかんだ。延長12回1死三塁では、スクイズ失敗で三本間に挟まれた三走斉藤が好走塁で相手のミスを誘い、決勝のホームイン。久保は我慢の投球で176球の完投勝利。
日大東北は先行されても即座に追いつく粘りを見せたが、9回、延長10回のサヨナラ機を逃し、2年ぶりの決勝進出を果たせなかった。
大会最終日の25日は、いわきグリーンスタジアムで決勝を行い、“夏の覇者”が決まる。午後1時試合開始予定。
エース久保、我慢176球完投
カクテル光線が照らし出す延長12回のマウンドには、東日大昌平のエース久保慧太(3年)が仁王立ち。最後の打者を三振に打ち取った背番号「1」の雄たけびが、球場に響き渡った。
日大東北の打線に対し、我慢の投球が続いた。味方が点数を挙げれば、相手もすぐに追いつく苦しい展開。それでも久保は「相手を少ない点数に抑えれば、野手が点を取ってくれると信じていた」と攻撃陣に絶大な信頼を寄せ、マウンドを守り続けた。
6回裏、日大東北は適時打で同点に追いつき、なおも1死満塁と久保を攻め立てた。ここで、吉田幸祐監督は伝令に1枚の紙を託す。「お前らはできるやつらだ。信じてやれ、と書いた紙」と吉田監督。一方、久保は「ある野手のデコは広いとも書かれていて、マウンドに集まった野手は笑ってしまった」。気持ちに余裕を取り戻した久保は、次打者を投ゴロに打ち取り、併殺。その後も日大東北に決して先行させなかった。
「これまで甲子園を目指して練習を重ねてきた。初戦で負けても決勝戦で負けても一緒だと考えている。ここまできたら全員野球で甲子園を勝ち取る」。エースは、初の甲子園出場を懸けた最後の戦いに闘志を新たにした。
(2009年7月25日 福島民友・高校野球ニュース)
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