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“接戦”スタンド白熱 両校応援団が選手後押し
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スタンドでナインの活躍に歓声を上げる聖光学院高の生徒たち
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互いの意地と意地がぶつかる白熱の接戦が、真夏のスタンドを一層燃え立たせた。いわき市のいわきグリーンスタジアムで25日行われた第91回全国高校野球選手権県大会決勝。3年連続の甲子園出場を狙う第1シード聖光学院高と、創部10年目で初優勝を目指す第7シード東日大昌平高の対戦は、最後まで勝敗の見えない好ゲームとなった。スタンドの両校応援団は、一つ一つのプレーに声をからしナインを後押し。ゲームセットのサイレンが鳴ると、球児たちの健闘をたたえる大きな拍手が球場全体を包んだ。
健闘たたえ拍手
東日大昌平高の生徒やOBが陣取った三塁側スタンド。試合前には保護者らが、「ウイナー(勝者)」にかけたウインナコーヒーを配り、初の甲子園へ思いを膨らませた。
一塁側スタンドでは聖光応援団が、黄色いメガホンで声援。エース横山貴明投手(3年)の母ゆかりさんも息子の力投を見守った。
回を追うごとにスタンドの興奮と緊張は高まった。8回に訪れたヤマ場。東日大昌平側は、2点を追って打線が3連打を繰り出すと、応援席は一気にヒートアップ。一方、ピンチの聖光学院側では、野球部応援団の青木拓也団長(2年)が必死の形相で「頑張れ、頑張れ」と声をからした。
9回も予断を許さない展開。優勝まであと1死とした聖光学院に対し、2死満塁で逆転のチャンスをつかんだ東日大昌平。緊張の中、東日大昌平の打者が内野ゴロに倒れると、歓喜と落胆の声が同時に上がった。
聖光側スタンドでは、最高の笑顔で駆け寄ったナインに、部員や生徒たちも近づき「よくやった」。ゆかりさんも「はらはらさせられる展開だった」と喜びをかみしめた。
東日大昌平側では「大勢の人の応援があったから頑張ることができました」と、引退する3年生が保護者に感謝の言葉を贈っていた。
(2009年7月26日 福島民友・高校野球ニュース)
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