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“聖地”でうちわ配布 古関裕而の業績、甲子園ファンにPR
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甲子園周辺で配布するうちわのデザイン
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全国高校野球選手権大会のテーマソング「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」を作曲した福島市出身の古関裕而の業績を知ってもらおうと、福島青年会議所(JC、作田謙太郎理事長)は“野球の聖地”で故郷の偉人をPRする。兵庫県西宮市の甲子園球場周辺で7日、古関をモチーフにしたうちわ約5000枚を配布。また大会終了後、甲子園に出場した49校にも約100枚ずつ、うちわを贈る。古関と甲子園の縁を通して、故郷福島市のPRにつなげたい考えだ。
福島JCは今年、古関の生誕100年を記念し、さまざまな事業を展開。JR福島駅の新幹線・在来線ホームの発車音に古関メロディーを流す活動も実施、福島を訪れる人たちに国民的作曲家の故郷をPRするのに一役買っている。うちわの配布も顕彰事業の一環。11日の誕生日を前に、甲子園にちなんだ曲を作った古関の偉業を知ってもらおうと、1万枚を作製する。
うちわには「栄冠は君に輝く」の歌詞や、古関が描いた楽譜と絵、本人の写真・年譜を印刷。また、福島市を代表する観光地花見山の色鮮やかな写真、同市の位置が分かる地図も掲載し、多くの人に来福を呼び掛ける。
配布日は開会式のリハーサルが行われている開幕の前日。福島JCのメンバー11人が甲子園を訪れ、球場周辺で配布する。地元の西宮JCと尼崎JCも配布に協力する予定で、メンバー同士の交流にもつなげる。出場した全49校には大会終了後、うちわを郵送する。
福島JCは4日、福島市で担当委員会を開き、事業を最終確認。作田理事長は「甲子園のファンの中には、なじみの曲を作った人がどのような人物なのか知らない人もいると思う。古関の功績を紹介することで、福島にも興味を持ってもらえたら」と期待を込めている。
(2009年8月5日 福島民友・高校野球ニュース)
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