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“熱戦”声からし声援 応援団、選手に温かい拍手
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勝利を信じ応援を送り続ける応援団=甲子園三塁側アルプススタンド
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よく頑張った−。夏の甲子園大会第6日の15日、初戦の2回戦で強豪・PL学園(大阪)と対戦した本県代表の聖光学院。満員となった「聖地」の三塁側アルプススタンドには、応援団が駆け付け、強力打線相手に一歩も引かず力投するエース、ボールに食らいつく打撃陣ら選手の一挙手一投足に、声をからし声援を送った。試合は3−6で敗れ、3年連続の初戦突破は果たせなかったが、17度の出場を誇るPLとの好ゲームに、惜しみない拍手が鳴り響いた。
強豪との一戦を前に高ぶっていた750人を超す応援団は、初回の先制で一気に爆発した。四家祐雅選手(3年)が先制タイムリーを放つと、歓声が上がり一斉にメガホンが鳴った。四家選手の母富美子さん(53)は「4番らしい仕事。ホッとした」。
逆転され2点を追う6回。昨年の副主将有松洋一郎さん(18)は「今は我慢の時」と後輩の反撃を信じ声援を送り続けた。その思いに応えるように、ナインはしぶとい攻めで同点に。スタンドからは地響きのような声援がわき起こった。
3点差をつけられ迎えた終盤も、勢いが衰えることのない声援が続いた。エース横山貴明投手(3年)が7、8回に見せた気迫の5者連続三振の勢いが、スタンドにも乗り移った。
試合後、涙を浮かべスタンドにあいさつする選手には「お疲れさま」の声が上がり、大きな拍手がナインを温かく包み込んでいた。
「5者連続三振は圧巻」
伊達市の聖光学院では、遠藤道雄理事長や職員らがテレビの画面越しにナインを応援した。
阿部章一事務局長は「甲子園に行った気持ちで」と、そろえたポロシャツで観戦。初回に先制すると、立ち上がって拍手を送る職員も。6回の同点で再び盛り上がったが3点差でゲームセット。遠藤理事長は「名前に負けず互角の試合をしてくれた。横山の5者連続三振は圧巻だった」と選手の労をねぎらった。
(2009年8月15日 福島民友・高校野球ニュース)
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