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四家、初球から狙い打ち 初回、2死三塁で先制打

 聖光学院の4番四家祐雅(3年)は初回、2死三塁の好機に「初球から打っていこう」と打席に入り、狙い通りに真ん中低めのカーブを思い切りよく引っ張り右前適時打。「自分の仕事ができた」と先制打を振り返った。
 しかし6回、無死満塁の場面では二ゴロ併殺。その間に1点を返すことはできたが、「あそこで安打を打てれば、さらに好機を広げることができ、試合の流れが変わっていたかもしれない」と悔やんだ。「打ちにいく気持ちはあったが、PL投手陣に裏をつかれた。簡単には勝たせてくれなかった」
 それでもチームが強豪と互角に渡り合える手応えはつかんだ。「自分たちの戦いを見て、後輩らが自信を持ってくれたら。次こそ全国制覇を目指してほしい」と思いをつないだ。

 “切り込み隊長”本領 斉藤晃、得点機生み出す2安打
 聖光学院の斉藤晃平(3年)は、得点機を生み出す2安打を放ち、「切り込み隊長」としてチームを勢いづけた。初回は、先頭打者として、いきなり右翼線に二塁打、先制の足場を築いた。同じく先頭打者として打席に立った6回には、「狙っていた」という変化球を右中間に運び、反撃の口火を切った。
 昨夏の甲子園でも2年生ながら試合に出場した。「去年はあこがれの舞台でしかなかったが、今年は頂点をとる戦いの場所と覚悟を決めていた」と話す。
 それだけに「序盤から攻撃のリズムをつくれなかったのが悔やまれる」と肩を落とした。
(2009年8月16日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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