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▽2回戦
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聖光学院
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聖光学院、無念の逆転負け 芳賀、6失点KO
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【専大北上―聖光学院】4回裏聖光学院無死満塁、星が右翼線二塁打を放ち、2点を追加。捕手高橋豊=青森市営野球場
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来春の「センバツ甲子園」への最終関門となる第62回秋季東北地区高校野球大会第2日は11日、青森県の青森市営野球場と同県総合運動公園野球場の2会場で2回戦6試合を行い、本県の聖光学院、日大東北、東日大昌平の3校はともに敗れ、姿を消した。
第1代表の聖光学院は専大北上(岩手第3代表)に7−8で逆転負け。第2代表日大東北は、0−9で光星学院(青森第1代表)に7回コールドで敗れた。第3代表の東日大昌平は、古川学園(宮城第1代表)に延長11回の末、3−4でサヨナラ負けした。
聖光学院は4回までに大量7点を奪ったが、終盤に専大北上に反撃を許し、逆転負けを喫した。
聖光学院は2回、犠打と足を絡めた攻撃で先制点を奪取。4回無死満塁では、星の二塁打など打線がつながり一挙5点を奪った。しかし、先発芳賀が6、7回に相手打線につかまり、6失点。7回に継投した歳内も悪い流れを断ち切れずに2失点し、逆転された。7回途中から登板した3番手遠藤昌が、無失点に抑えたが、打線が5回以降、振るわず惜敗した。
同日はベスト8が出そろった。第3日の12日は、2球場で準々決勝4試合を行う。
センバツ遠のく…
2年ぶり5度目の春のセンバツ甲子園出場を狙った聖光学院だったが、岩手第3代表の専大北上相手に涙をのんだ。
「絶対今日の悔しさを忘れない」と主将の村島大輔(2年)は目に涙をためながら言葉を絞り出した。
4回までに7点を奪い「安心感があった」と斎藤智也監督も話す試合展開で、村島がナインに掛け続けた言葉は、油断という2文字を吹き払う「常におれたちのやることは変わらない」だった。バットを振り抜くことや全力疾走、泥臭いプレーを続けることで相手へのプレッシャーとなり、それが勝利へとつながるという考えからだった。
村島の思いに応えるように、試合終了後の聖光学院ナインのユニホームは真っ黒に汚れていた。それでも、専大北上に敗れ去り涙を見せるナインに村島は「ここでおれたちは終わりじゃない」と一喝した。
今回の試合で露呈した守備、攻撃面での修正点を村島は「欲張りかもしれないが、すべてを修正したい」ときっぱり。聖光学院は、大きな誓いを胸に歩み出そうとしている。
(2009年10月12日 福島民友・高校野球ニュース)
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