【平工―東奥義塾】７回裏平工、２死二、三塁、菅野の左適時打で１点を返す＝山形蔵王タカミヤホテルズスタジアム

　第４回春季東北地区高校軟式野球大会は１８日、山形県中山町の山形蔵王タカミヤホテルズスタジアムと天童市の市スポーツセンター野球場で開幕。初日は１回戦４試合を行った。
　４年連続出場となった本県代表の平工は山形蔵王タカミヤホテルズスタジアムで、青森県代表の東奥義塾と対戦した。平工は同点で迎えた最終回に一気に３失点、５−２で東奥義塾に敗れ、初戦突破はならなかった。

　つながりほしかった
 　９回に勝ち越しを許す３失点。連続失策をきっかけに平工は東北大会の初勝利を逃した。主将の菅野央将（３年）は「つながりがほしかった」と打線の重要さを痛感した。
　２−２の同点に追いついた８回、無死満塁の好機に三塁ゴロで本塁併殺に倒れた長谷川貴祐（３年）は「メンタルの弱さが出た」と唇をかんだ。
　しかし、１週間前から一部の選手で練習していたという“ノンステップ打法”で、菅野が７回に得点に結びつく左前打を放つなど、夏の大会に向けた収穫もあった。「日数は限られる。できることからレベルアップを図りたい」。菅野は敗戦を糧にした成長を誓った。
（２０１０年６月１９日　福島民友・高校野球ニュース）