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全国高校野球福島大会ニュース
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双葉翔陽、競り勝つ 終盤、平商のミス突き攻勢
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【平商―双葉翔陽】8回裏双葉翔陽1死三塁、後藤良が右前打を放ち、5点目。捕手美輪=いわきグリーンスタジアム
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第92回全国高校野球選手権福島大会第6日は14日、郡山市の開成山球場など3会場で雨天順延となっていた2回戦残り4試合が行われ、3回戦進出の32校が出そろった。双葉翔陽は平商に先行されたが、8回に逆転して5−3で勝った。帝京安積は11安打で大量点を奪い、11−1で西会津に6回コールド勝ち。平工は先発木田武が好投、長沼に3−1で逃げ切った。光南は投打がかみ合い、磐城桜が丘に9−0で快勝した。前半戦が終了し、後半戦は17日に再開、同球場など7会場で3回戦全16試合が行われる。3回戦の試合会場と開始時間は15日の抽選で決まる。移動日を挟み、19日に4回戦、20日に準々決勝を行う。準決勝は22日、決勝は23日の予定。
成長した「あきらめない心」
試合終了と同時に、双葉翔陽の捕手後藤良介(3年)はエース根本貴志(3年)と互いのグラブをたたき、勝利の喜びを分かち合った。
初回からミスが続き、2点を先行され、流れは平商に傾きかけていた。3年生を中心に声を掛け合い、もり立てた。8回、敵失の間に逆転して初めてリードしたが、後藤良は「1点では危ない。もう1点欲しい」と打席に向かった。2球目の外角の直球を右前に運び、試合を決定付ける5点目の走者を迎え入れた。
後藤良は「これまでは厳しい展開になると、あきらめ気味だった。精神的にもタフになった」と接戦を制したナインの精神的成長を感じ取った。「これからは投手が楽に投げられるように常に優位に試合を運べるようにしたい」。主将は逆転勝利にも気を引き締め、チームを引っ張る決意を新たにした。
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>>>> 《
7月14日の試合結果 》 |
◎―― 開成山球場 ――◎
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帝京安積11得点 |
▽2回戦
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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計
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西会津
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0
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0
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0
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0
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0
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1
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1
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帝京安積
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2
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0
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3
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2
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2
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2x
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11
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(6回コールド)
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◎―― 白河グリーンスタジアム ――◎
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平工が逃げ切る |
▽2回戦
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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計
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長沼
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0
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0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
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1
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0
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1
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平工
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2
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0
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0
|
0
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0
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1
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0
|
0
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x
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3
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◎―― いわきグリーンスタジアム ――◎
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光南、着実に加点 |
▽2回戦
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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計
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光南
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2
|
0
|
2
|
0
|
1
|
1
|
0
|
0
|
3
|
9
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磐城桜が丘
|
0
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0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
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双葉翔陽、競り勝つ |
▽2回戦
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1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
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計
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平商
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1
|
1
|
0
|
0
|
0
|
1
|
0
|
0
|
0
|
3
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双葉翔陽
|
0
|
0
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0
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1
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1
|
1
|
0
|
2
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×
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5
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(2010年7月15日 福島民友・高校野球ニュース) |