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「やれることやった」 チーム初安打の光南・相田
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【聖光学院―光南】4年ぶり2度目の優勝がかなわず、うなだれてベンチに引き揚げる光南ナイン=開成山球場
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初回にチーム初安打を放った光南の3番相田将大(3年)は「負けは悔しいが、やれることはやった」と胸を張った。
準決勝では勝ち越しの適時打を放った相田。「相手投手の予想以上の球の切れに戸惑った」と明かしたが、「いいイメージを忘れずに体が自然に動いた」。低めの球を素直に中前にはじき返した。得点には結び付かなかったが、光南の地力を示すには十分だった。3年間の高校野球を振り返り「精神的に成長できたかな」と大会通算4割の好打者は笑みを浮かべ、球場を去った。
「無心」三瓶2安打
8回1死満塁のピンチを的確な判断で併殺にした光南の捕手菊池拓斗(3年)は「この流れを攻撃につなげたかった」と悔しさをにじませた。
大舞台で聖光学院に挑むエース柏村雄二(2年)に何度も駆け寄って声を掛けた。「一番つらいのは投手。励ますことも捕手の役目」と2年生エースの力を最大限に引き出した。併殺を含め、この2人でスクイズを3度防ぎ、堅守が光ったチームを象徴した。柏村が自信のある球を思いきり投げられるように捕球を磨いた菊池は試合中、「強気で投げてこい」と鼓舞し続けた。
試合後、胴上げする聖光学院ナインを見つめ、「監督を胴上げしたかった」とつぶやいた菊池の表情が戦い抜いた夏の終わりを物語っていた。
(2010年7月24日 福島民友・高校野球ニュース)
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