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歳内、落差で広陵幻惑 縦の変化低め低めに
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【聖光学院―広陵】散発5安打に抑え、広陵打線を完封した聖光学院のエース歳内=甲子園
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聖光学院の初戦の相手は今春の「センバツ」ベスト4の実績を持ち、3年前の夏の大会で聖光学院を破った強豪、広陵。優勝候補の一角に挙げられた相手を完封し、勝利の立役者となったエース歳内宏明(2年)は「今日は百点満点。出来過ぎた投球」と謙虚さを見せながらも会心の投球に笑みがこぼれた。
決戦は息詰まる投手戦。初戦から1点を争う重圧のかかる試合展開。「バックを信じて投げた。いつも通りの投球ができた」と、歳内は全力で投げ切った甲子園初戦を振り返った。
打者の手前で落ちる得意の変化球が低めに集まった。広陵の4番丸子達也(2年)から、その変化球を決め球に2三振を奪った。2回、丸子との初対決。いつもは感情を表に出さない歳内も三振に切って取るとマウンド上で拳を握りしめ、甲子園の大声援の中、捕手星祐太郎(3年)に聞こえるほどの声でほえた。生まれ故郷で見せた気迫の投球だった。
歳内は「(甲子園の強豪と言われる)チームとの試合を経験できたことは自分にとってプラス」と収穫を口にした。聖光学院の2年生エースは甲子園の地でも成長を続けている。
(2010年8月13日 福島民友・高校野球ニュース)
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