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聖光、魅せた機動力 三瓶、勝利呼ぶエンドラン

聖光、魅せた機動力 三瓶、勝利呼ぶエンドラン

【聖光学院―広陵】7回裏聖光学院1死一塁、三瓶が右前打を放つ

 甲子園で立ちはだかってきた強豪校の壁をついに打ち破った。機動力を駆使し、得点を奪う緻密(ちみつ)な「聖光野球」の本領を発揮しての戦いだった。
 対する相手は全国の頂点を知る広陵。150キロ近くの剛速球とともに、切れ味鋭い、多彩な変化球を操る大会屈指の好投手、有原航平(3年)がマウンドに上がった。聖光学院は先頭打者が出塁しても有原の投球術にはまり、後続が倒れて得点できない。
 迎えた7回。4番遠藤雅洋(2年)が詰まりながらも二塁手の前に転がる気迫の内野安打で出塁。ここで、斎藤智也監督は考えを巡らせた。「雰囲気的に連打は厳しい」
 打席に入った三瓶央貴(3年)に指示が出た。初球をファウル。2球目はバントの構えからボール球を見送った。勝負の時は訪れた。「次はストライクを取りにくる」。斎藤監督はヒットエンドランのサインを送った。
 「勝負だなと思った」。三瓶は一息ついて打席に入った。有原の右腕から狙い通りに直球が投げられ、食らいついた打球は一、二塁間を破った。持ち味の機動力で1死一、三塁に広げた好機。最後は暴投で得点という形で「勝利の女神」は聖光学院にほほ笑んだ。「我慢強く戦い抜いた結果」。強豪とがっぷり四つに組んだ激闘を制し、主将の村島大輔(3年)は胸を張った。
(2010年8月13日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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