履正社戦に向け闘志を燃やす聖光学院ナイン＝大阪府高槻市・萩谷総合公園野球場

　第９２回全国高校野球選手権大会に本県史上初の４年連続、７度目の出場を果たし、初戦の２回戦で広陵（広島）に勝利した聖光学院は大会第１０日の１６日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われる３回戦第２試合（午前１１時開始予定）で、ベスト８入りを懸けて履正社（大阪）と対戦する。試合を前に１５日は、大阪府高槻市の萩谷総合公園野球場で練習を行い、２年ぶりの８強入りを懸けた決戦に向けて最終調整を行った。
　約２時間にわたって守備と打撃練習を行った。守備練習では走者を置いたシートノックを実施、１点を争う厳しい場面で得点を阻止するため本塁への返球練習に力を入れた。１死三塁での内野ゴロや、二、三塁での外野手前への打球に対して反応や返球の連係プレーを入念に確認した。
　打撃練習は、投手２カ所、バッティングマシン１カ所の計３カ所で行い、右投手の変化球への対応力などに磨きを掛けた。
　投手陣はエース歳内宏明（２年）が打撃練習で投球感覚を確かめたほか、芳賀智哉（２年）がブルペンで５０球を投げ込んだ。
　斎藤智也監督は「チームのムードもいい。力を尽くして試合を乗り切りたい」と意気込みを語った。主将の村島大輔（３年）は「初回から思い切りぶつかりたい。競り合いになれば我慢強く戦うだけ」と闘志を見せた。　
（２０１０年８月１６日　福島民友・高校野球ニュース）