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 ▽3回戦
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聖光学院、2年ぶり8強 2戦連続強豪校破る

聖光学院、2年ぶり8強 2戦連続強豪校破る

履正社との接戦を制し甲子園球場に校歌を響かせる聖光学院ナイン

 第92回全国高校野球選手権大会第10日は16日、兵庫県西宮市の甲子園球場で3回戦4試合を行い、本県代表の聖光学院は第2試合で履正社(りせいしゃ、大阪)と対戦。本塁打2本を含む長打攻勢で、5―2で激戦を制した。2戦連続で強豪校を破り2年ぶりのベスト8進出。県勢の8強入りは4度目で、聖光学院ナインは県勢39年ぶりとなる4強入りを目指す。準々決勝は18、19の両日に2試合ずつ行われ、聖光学院の対戦相手と日時は17日の組み合わせ抽選で決まる。
 聖光学院は、エース歳内宏明投手(2年)の力投と、好機を確実に生かした打線が勝利を呼び込んだ。
 4回、右前打で出塁した山口宏希選手(3年)を犠打で送ると、三瓶央貴選手(3年)の左越え適時二塁打で先制。続く5回には歳内投手が左越えにソロ本塁打を放ち2点目を挙げた。しかし6回、履正社の2点本塁打で試合は振り出しに。
 反撃の機会をうかがっていた聖光学院は8回2死一塁、斎藤英哉選手(3年)が右翼ポール際に値千金の勝ち越し本塁打。さらに歳内投手の左前適時打で1点を加えた。
 歳内投手は切れのいい速球と鋭く落ちる変化球を武器に10三振を奪い、2試合連続の完投。守備陣も初戦に続いて無失策。特に7、8回は、先頭打者を出塁させながらも併殺で切り抜けるなど守りからリズムを取り戻し、8回裏の攻撃へとつないだ。
 甲子園球場には、同校生徒や地元伊達市、関西県人会などから約500人が応援に駆けつけた。一塁側アルプススタンドから大きな声援を送り、熱戦を展開する選手らを後押しした。
(2010年8月17日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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