斎藤英選手の勝ち越しホームランに沸く生徒会役員と柔道部員＝伊達市・聖光学院

　伊達市の聖光学院では留守部隊の生徒会役員や柔道部員ら約３０人が歓喜に沸き返った。視聴覚室に大型スクリーンが設置され、「高校受験で応援に行けない」という、同市の中学生から託された千羽鶴も飾られた。一進一退の攻防に泣き出しそうな女子生徒もいたが、８回の斎藤英哉選手の勝ち越しホームランでは「キャー」と歓声が響き渡った。
　生徒会長の原義治君（３年）は「ここまで来たら全国制覇」と興奮気味に話し、遠藤道雄理事長も「厳しいブロックを勝ち上がり、自信がついたはず」と、手応えを感じた様子だった。

　本社が号外発行
　福島民友新聞社は１６日、聖光学院の甲子園でのベスト８入りを報じる号外を発行、同校はじめ地元・伊達市や福島市内で配布した。市民はナインの熱闘ぶりや、声援を送るスタンドの様子を伝える号外に見入り、次戦での健闘を祈っていた。
（２０１０年８月１７日　福島民友・高校野球ニュース）