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● 聖光学院“夢貫く” 7度目の甲子園(下) |
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犠打の重要性、再確認 役割を自覚ミスなくす
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課題となるバント練習に取り組む聖光学院ナイン。甲子園に向けた調整が始まった
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甲子園出場を決め、練習を再開した聖光学院ナイン。県内初の夏4連覇から気持ちを切り替え、選手たちに油断はない。
決勝終了後の選手間ミーティングで、主将の村島大輔(3年)は「自分たちの目標は甲子園出場ではない。ここからもっと厳しい戦いが始まる」と選手の士気を高めた。
決勝では10安打を放ったが、思うように走者を進められず、3得点にとどまった。村島は「好バッテリーが相手だと盗塁を奪えない。だからこそバントで好機をつくり出さないといけない」と振り返り、犠打の重要性を再認識するとともに強豪ひしめく甲子園に向けての課題を口にした。
聖光学院は、甲子園で昨年のPL学園をはじめ、横浜、広陵など甲子園の「常連校」には敗れている。村島は「強豪校との対戦では小さなミスで戦況が変わる。ミスをなくし、みんながベストを尽くせば、全国制覇できると信じている」と言い切る。
斎藤智也監督も「出場を重ねるにつれ、選手が自分の役割を自覚してきている。頂点へ手応えを感じている」とチームの成長に自信を深めている。守備面に重点を置いてきただけに「全国でも通用するレベル」と自負。「失点を計算できる投手陣」と芳賀智哉(2年)、歳内宏明(2年)への信頼も厚い。
一方で悩みも抱えている。メンバー発表だ。「頑張っているのは選手。決断は苦悩する」と明かす。ベンチ入りを果たせなかった選手が福島大会期間中も練習に汗を流す姿を目にしてきた。遠藤昌史、中多惇の3年生投手陣にも期待を寄せている。
部員数120人と選手層が厚いだけに、し烈を極めるレギュラー争い。選手間での競争を勝ち抜き、甲子園に挑む。
(2010年7月27日 福島民友高校野球特集)
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