【学法石川―日大東北】９回裏日大東北１死一塁、内山尚の右中間を破る三塁打で一走武中が生還、サヨナラ勝ち＝しらさわグリーンパーク野球場

　第６２回秋季東北地区高校野球県大会第４日は２２日、郡山市の開成山球場、本宮市のしらさわグリーンパーク野球場で準々決勝４試合を行った。聖光学院、学法福島、日大東北、原町がベスト４に名乗りを上げた。
　日大東北は学法石川に５―４で逆転サヨナラ勝ちで３年連続４強入り。堅守が光った学法福島は３―０で福島東に勝利、４４年ぶりに準決勝進出を決めた。原町は６―２で須賀川を突き放し、９年ぶりの４強。投打がかみ合った聖光学院は６―０で白河を破り、５年連続でベスト４進出を決めた。
　第５日は２３日、開成山球場で準決勝２試合を行い、東北大会に出場する２校が決まる。(２３日の試合は、雨天のため２４日に順延になりました）

　苦しい展開しのぎ逆転
　先行された日大東北が四死球を足掛かりに追い付き、学法石川に逆転サヨナラ勝ちした。
　日大東北は序盤から好機をつくったが、適時打が出ず、失策から得点を許すなど苦しい展開が続いた。２点リードされて迎えた８回。２四死球などで２死一、二塁とし、内山輝の左中間を抜ける適時二塁打で同点とした。９回１死一塁の場面で内山尚が右中間を破る値千金の三塁打を放ち、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
　学法石川は日大東北を上回る１１安打を放ち、リードしたが、日大東北の粘りの前に力尽きた。
（２０１０年９月２３日　福島民友・高校野球ニュース）