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相双球児、震災後初の公式戦 喜びかみしめる

相双球児、震災後初の公式戦 喜びかみしめる

震災後、初めての大会で勝ち、校歌斉唱する双葉ナイン=3日、伊達市・ほばら大泉球場

 福島第1原発事故のため「サテライト方式」を余儀なくされた高校などが出場する春季相双地区高校野球選手権大会は3日、伊達市で開幕。震災以来初の大会となり、選手たちは野球ができる喜びをかみしめるように生き生きとプレーした。
 同地区の7校が出場。このうち原町、小高工、浪江、双葉の4校は原発事故による区域指定で校舎が使えず、サテライト協力校などで分かれて練習している。
 福島第1原発から最も近く、同地区で唯一甲子園の出場経験がある伝統校の双葉は、相馬東との初戦を6―3の勝利で飾った。
 同校は部員の約半数が転校。ナインは3カ所のサテライト校で週末以外は各自、練習している。野球道具もほとんど持たずに避難したため、義援金などを利用して少しずつ道具をそろえた。キャッチャーマスクは同日、やっと届いたという。
 「環境は言い訳にしない。それが双葉の野球」と岩田智久主将(3年)。エラーが目立ったが、打撃は好調。岩田主将は「みんな協力校で頑張ってくれている」と笑顔。試合後、田中巨人監督は「連係がまだまだ」としながらも、手応えを感じた様子。希望を与える勝利に、涙ぐむ保護者も見られた。
(2011年6月4日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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