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「相双福島」公式戦初優勝 伊達で秋季相双地区高校野球
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初優勝を決め、満面の笑顔を見せる相双福島ナイン=ほばら大泉球場
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第42回秋季相双地区高校野球選手権大会は第2日の9日、伊達市のほばら大泉球場で準決勝と決勝を行い、原発事故の影響で部員不足となり双葉、原町、相馬農の3校で結成した「相双福島」が優勝した。
決勝は、小高工―相双福島の顔合わせ。初回に3点を奪った相双福島が小高工の反撃をかわし、4―2で勝利した。相双福島は公式戦初優勝。
本当の“チーム”になった
ずっと目標にしていた優勝を勝ち取った瞬間、相双福島の歓喜が爆発した。別の環境で野球を続けてきた3校の部員らが一戦ごとに力を付け、最後に本当の「チーム」になった瞬間だった。
「これまでにないゲーム展開」(田中巨人監督)でリードを守った。田中監督の「このチームでいつまでできるか分からない」という言葉が、部員数次第で状況が変わるチームの将来を象徴しており、それだけに今シーズン最後の公式戦に懸ける思いは強かった。
主将としてチームを引っ張った西山樹君(双葉2年)は「今大会で終わりだと思って全力を尽くした」と誇らしげな笑顔を見せ、「気持ちで負けなかった。1試合ごとにチームが成長できた」と振り返った。
(2011年10月10日 福島民友・高校野球ニュース)
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