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「夏の福島大会」開催へ 7月13日開幕、球場変更
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福島大会の開催方針を決めた理事会
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県高野連は21日、郡山市で理事会を開き、第93回全国高校野球選手権福島大会を予定通り7月13〜27日に開く方針を決めた。6月1日の運営委員会で正式決定する。東日本大震災の影響で球場使用が困難な地区は球場を変更し、開催に必要な7球場を確保する。メーン球場は郡山市の開成山球場となる。復興への足掛かりになることを期待し、試合観戦を入場無料とするほか、福島第1原発事故による放射線量の影響を考慮し、全校生徒による応援の自粛を呼び掛ける方針。岩渕賢美会長は「さまざまな困難はあるが、私たちの努力で子どもたちの輝かしい青春の一ページをつくってやりたい」と話した。
30キロ圏内の4校単独、3校は連合も
夏の甲子園を目指す福島大会は、理事会で開催方針を決めたことで準備が本格的に動きだした。
開催に向けて最も大きな課題となったのは、原発事故。福島第1原発の30キロ圏内にある加盟7校のうち、原町、小高工、浪江、双葉の4校は単独チームでの参加の意向を示した。一方、避難している県外への転校などを理由に部員不足に陥った双葉翔陽、富岡、相馬農の3校は連合チームでの参加を視野に入れている。
7校は在籍校のまま協力校で授業を受ける「サテライト方式」を採用するため、部員は県内各地に分散する。このため、サテライト校の部員は協力校の練習に参加するほか、週末に拠点校でチーム練習に取り組みながら出場を目指す。
震災の影響で球場使用が困難ないわきグリーンスタジアム(いわき市)は鶴沼球場(会津坂下町)、あづま球場(福島市)は信夫ケ丘球場(同市)に変更する。この他の球場はメーンの開成山球場と、しらさわグリーンパーク野球場(本宮市)白河グリーンスタジアム(白河市)天狗山球場(同市)あいづ球場(会津若松市)。
宗像治理事長は「高校生のはつらつとしたプレーを県民の皆さんに見てもらうことで復興の一助になれば、と思っている」と期待した。
(2011年4月22日 福島民友・高校野球ニュース)
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