> 高校野球ニュースTOP > 全国高校野球福島大会ニュース
|
先制の小高工惜敗 震災を乗り越え戦い抜いたナイン
|
【小高工−須賀川】9回裏小高工1死一塁、草野が遊ゴロで併殺に倒れ、試合終了。ベンチで肩を落とす小高工ナイン。一塁小林=開成山球場
|
小高工の1番草野正典(3年)は初回、観客の度肝を抜く豪快な弾丸ライナーの本塁打を放った。
打った瞬間の感触は「打ち上げた」と諦めかけるものだった。応援スタンドからの割れんばかりの歓声で本塁打と気づいたという。打球は目で追い切れないほどの速さで中堅手の頭上を越え、フェンスの向こう側に消えていた。
逆転されて迎えた最終回には、1死一塁の場面で打席に立った。「絶対に逆転する」。全身全霊を懸けた打球は無情にも力なく遊撃手の前に転がった。一塁ベースに滑り込んだが併殺され、激闘の幕が下ろされた。
震災を乗り越え戦い抜いた大舞台。「全力で戦った。悔いはない」と言い切った。
(2011年7月28日 福島民友・高校野球ニュース)
|
|
民友携帯サイト
右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。
|
|
|
|