打倒金沢に向けて快音を響かせるナイン＝兵庫県・尼崎市記念公園野球場

　第９３回全国高校野球選手権大会で初戦突破を果たした聖光学院ナインは８日、兵庫県の尼崎市記念公園野球場で、２回戦に向けて練習を再開、約２時間にわたって汗を流した。
　２回戦で対戦する金沢（石川）のエース釜田佳直（３年）を想定した打撃練習では、１５０キロ台の直球に設定したピッチングマシン１台と、右腕２人をマウンドより約３メートル前に立たせて釜田対策に取り組んだ。
　快音を響かせた遠藤雅洋（３年）は「速い球は反応で打つのでシンプル」と話しながらも、「まだバットが出てこない感覚がある。少し工夫したい」と課題を挙げた。斎藤智也監督は「近くから投げさせたので、選手らも難しかったのではないか。釜田のフォークをどう攻略していくかがポイント」と、対策に余念がない。
　聖光学院は１２日の２回戦第４試合（午後３時３０分開始予定）で金沢と対戦する。
（２０１１年８月９日　福島民友・高校野球ニュース）