芳賀「受け止める」 最後の夏、チームと共に成長
聖光学院の芳賀智哉(3年)は、マウンドで力投を続けるエース歳内宏明(3年)を右翼の守備に就きながら見守っていた。
昨夏、エースナンバーを歳内に奪われた芳賀。「最初は奪い返してやるという気持ちが強かったが、今はチームが一番」と精神面でも成長を見せ、ライバルであり最も仲が良かったという2人は、会場入り前のバスでも「粘り強く投げよう」と話し合っていたという。
試合は息詰まる投手戦となり、芳賀はバットで歳内を援護したかったが、無安打に終わった。「ベストな戦いができず悔しいが、潔く受け止めたい」。チームと共に成長してきた芳賀の最後の夏が終わった。
(2011年8月13日 福島民友・高校野球ニュース)
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