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  聖光学院“希望の光” 頂点への道(上)
盤石の戦いで5連覇
野球のスタンス不変 課題克服し大会に臨む

盤石の戦いで5連覇

大会史上初の5連覇を果たした聖光学院ナイン。頂点を目指す「魂を揺さぶる戦い」が始まろうとしている

 第93回全国高校野球選手権福島大会で5年連続8度目の優勝を決めた聖光学院。県内公式戦61連勝、昨年に成し遂げた連続優勝記録をさらに伸ばす偉業とともに栄冠をつかんだ。優勝候補の最有力校と注目される中でも、その戦いぶりは盤石そのものだった。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故などさまざまな困難が押し寄せる中、優勝を果たした聖光学院の「頂点」に向けた戦いの軌跡を追う。

 毎朝行われる各球場の放射線量測定、連合チームの出場、通常の8校より少ないシード校は4校のみ。震災と原発事故で異例ずくめの大会運営となった今大会。だが、「課題は大会前に克服して臨む」。斎藤智也監督が示した聖光学院の戦いのスタンスは、変わることはなかった。

 大会第4日、迎えた小野との初戦(2回戦)。地区から東北大会までの春季大会が中止されたことで、実戦の経験不足が心配されたが、その実力を一気に発揮した。「緊張して体が動かないと思ったが、普段に近い形だった」と斎藤監督が話したナインは初回から連打を重ね、6回までに2桁の13安打。10―0のコールド勝ちした。

 好発進すると、続く田村、喜多方にもコールド勝ちを収めた。昨年準優勝校の光南を破った白河との一戦でさえ、エース歳内宏明(3年)は10安打を浴びながらも1失点、6点差を付けた戦いに揺るぎはなかった。

 迎えた須賀川との決勝。序盤から得点を重ねて主導権を握ると、流れを譲ることはなかった。試合途中から雨が降りしきる最悪のコンディションの中でも投打がかみ合う快勝劇を見せた。

 夏の甲子園の開幕まで、あと約1週間。特別な夏を制した聖光学院の「魂を揺さぶる戦い」が始まろうとしている。

(2011年7月30日 福島民友高校野球特集)

 

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