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「秋季高校野球東北大会」開幕 硬い守りで学法福島8強

「秋季高校野球東北大会」開幕 硬い守りで学法福島8強

【学法福島―秋田工】5回裏、無死満塁で2点適時右前打を放つ榎本=八橋運動公園硬式野球場

 第64回秋季東北地区高校野球大会は8日、秋田市のこまちスタジアムと八橋運動公園硬式野球場で開幕した。
 7日の全日程が雨で順延となったことを受けた初日は1、2回戦計4試合を行い、本県からは第3代表の福島商と第2代表の学法福島が登場。福島商はこまちの1回戦で秋田中央(秋田第3代表)と対戦、最終回に1点差と肉薄されたが競り勝ち、初戦突破を果たした。学法福島は八橋の2回戦で秋田工(秋田第2代表)と激突、中盤に3点を先制してそのまま逃げ切り、準々決勝進出を決めた。
 第2日の9日は2回戦計6試合を行う。福島商は八橋の第1試合(午前8時40分開始予定)で酒田南(山形第1代表)と対戦。本県第1代表の聖光学院はこまちの第1試合(同8時40分開始予定)に登場、一関学院(岩手第2代表)との初戦に臨む。

 学法福島、唯一の1年生・榎本先制
 5回裏、無死満塁の好機で右前適時打を放ち、先制点に貢献したのは、唯一の1年生榎本圭希だった。「ここで決めたらヒーロー。決めてやろう」。初球から打つ気持ちで打席に入ると、外角の直球を思い切り振り抜いた。
 榎本は「1年生というプレッシャーは感じなかった」とたくましく、「先輩たちが温かい言葉で盛り上げてくれる」環境も後押しした。
 次戦は、最速150キロを誇るエース大谷翔平(2年)を擁する花巻東。榎本は「東北ナンバー1の投手。(対戦できれば)打ちたい」と、勝利へ闘志を燃やす。
(2011年10月9日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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