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エース・岡野完投、成長見せた 「センバツ」の教訓生かす

エース・岡野完投、成長見せた 「センバツ」の教訓生かす

【日大三―聖光学院】4安打1失点に封じて完投した聖光学院のエース岡野=甲子園

 チームの大黒柱が甲子園で強心臓ぶりを発揮した。大会連覇を狙う日大三打線をエース岡野祐一郎(3年)は9回を4安打1失点に抑える圧巻の投球を見せた。
 得意球のスライダーと直球を織り交ぜ、小気味よく投げ込んだ。4回まで1安打。しかし、5回に先頭打者に2本目の安打を許すと、内野安打と四球で一死満塁のピンチを招いた。「我慢して低め低めに」。熱気あふれる甲子園で、エースは冷静さを失わず、打者がスクイズのサインを見逃すミスでピンチを切り抜けた。
 教訓が生きた。今春の「センバツ」2回戦で横浜(神奈川)に1−7で大敗。岡野は「ピンチで踏ん張れなかった」と悔やみ、それ以降は常にピンチを想定して練習を重ね、攻めの投球を意識してきた。岡野は「流れを相手に渡さないセンバツの教訓が生かせた」と胸を張った。
 決して本調子ではなかった。相手は昨年、強打で全国を制覇した日大三。右腕にかかる重圧は並大抵ではなく、練習では重圧からか制球が定まらなかった。立ち直りのきっかけは発想の転換。「抑えようとせず力を抜いて、投げる瞬間だけを意識した」。捕手長井涼(3年)は「大舞台で調子を上げてくれるのが岡野」と全幅の信頼を置く。
 「チームの勢いにつながる投球ができた。いい準備をして、一球一球集中したい」。大舞台での経験を通じて進化を続ける右腕は、甲子園でまた一回り大きく見えた。
(2012年8月12日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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