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被災者に勇気 聖光ナイン、復興へ思い胸に“全力プレー”

被災者に勇気 聖光ナイン、復興へ思い胸に“全力プレー”

4回からマウンドに上がり粘投を見せた飯高選手=甲子園

 「俺たちの分も頑張ってくれ」。17日に行われた第94回全国高校野球選手権大会第9日の2回戦で浦和学院(埼玉)に敗れ、2年ぶりの夏の甲子園2勝を逃した聖光学院ナイン。古里の人たちが抱く復興への思いなどを胸に、憧れの舞台・甲子園でナインは懸命に白球を追った。
 楢葉町出身の左腕飯高星哉投手(3年、楢葉中卒)は「自分たちの全力でプレーする姿が少しでも応援してくれている人たちの力になれば」との思いを胸に、4回から登板した。
 楢葉町は10日、原発事故のため、ほぼ全域に指定されていた警戒区域が解除され、本格的な帰還へ向けた第一歩を踏み出した。飯高投手の父金治さん(48)は「地元楢葉の人たちからも星哉への期待の声が届いていた。解除はうれしい半面、これからの生活の不安も大きい。息子のプレーで復興へ向かう元気のきっかけになれば」とスタンドからわが子の投球を見守った。
 別の思いを背負いながら甲子園の舞台で躍動した選手もいる。いわき市出身の遊撃の平野雄馬選手(3年、小名浜一中卒)は1回に先制点の起点となる右前打を放ち、守備の要として全力プレーでチームをもり立てた。活躍の裏には福島大会で戦った仲間や、同じいわき市の高校球児から託された思いがあった。
(2012年8月18日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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