「春季高校野球県大会」17日開幕 2年ぶり熱戦
第64回春季東北地区高校野球県大会は17日、郡山市の開成山球場で開幕する。春の県大会は昨年、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で中止となったため、2年ぶりの開催。各支部の代表校30校が熱戦を繰り広げる。
県内6支部の予選を勝ち抜いた29校に加え、春の選抜大会に出場し、支部予選を免除された聖光学院の計30校が、上位3校に与えられる東北大会への出場権を懸けて争う。
初日は午前9時からメーン球場となる同球場で開会式を行い、郡山商の鈴木隆志主将が選手宣誓する。式終了後には、1回戦2試合を行う。
日程は前期が17日〜21日、後期が25、27、28日。同球場と、白河市の白河グリーンスタジアム、天狗山球場の3球場で試合を行う。決勝は28日正午から開成山球場。
今大会は県内公式戦66連勝と連勝記録を伸ばし続ける聖光学院を中心とした戦いの構図となる。各校が聖光学院にどう挑むのかが注目される。混戦模様となっているのがDブロック。聖光学院をはじめ、光南、湯本、学法福島など各支部の実力校が並んだ。
双葉、原町、相馬農の3校でつくる連合チーム・相双福島の戦いにも注目が集まる。昨年秋に結成され、ひと冬超えて結束はさらに固くなっている。全体練習は週末のみだが、相双支部予選で優勝し、県大会への切符をつかみ取った。県大会での初勝利を懸けた初戦で、伝統校の安積と激突する。
(2012年5月16日 福島民友・高校野球ニュース)
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