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若松商、38年ぶり4強 続く勢い、9回に斎藤殊勲打
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【白河―若松商】9回裏若松商1死一、三塁、斎藤が左翼にサヨナラの犠飛を放つ=天狗山球場
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2戦連続のサヨナラ勝利で38年ぶりに準決勝の扉を開いた若松商。2回戦を延長10回サヨナラで制した勢いそのままに、全員野球で勝利をたぐり寄せた。
8回に同点とされ、迎えた9回。1死一、三塁の絶好の場面で打席に向かった斎藤貴宏(3年)は「みんながつくってくれたチャンス。決めるのは自分しかいない」と自らを奮い立たせた。その気持ちのまま初球の真ん中高めの直球をたたくと打球は左翼へ。タッチアップで生還した三走佐藤要喜(3年)を囲んで喜ぶナインの輪の中に、斎藤も飛び込んだ。
チームが勝負強さを身に付けたきっかけは、わずか1安打で勝利した支部大会の会津工戦だった。山口昌男監督は「県大会でもあきらめない姿勢を貫けている」とナインの成長に目を細め、主将でエースの松本拓樹(3年)も「今日の勝ちは財産になる。気持ちで負けなかった」と自信を深める。
粘り強い全員野球で、歴史を塗り替えた若松商。上昇気流に乗った勢いを維持し、東北大会への道も切り開く。
(2012年5月26日 福島民友・高校野球ニュース)
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