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聖光学院、一戦ごとに成長 「胸を張って終わりたい」

聖光学院、一戦ごとに成長 「胸を張って終わりたい」

盛岡大付にサヨナラ勝ちし、笑顔で応援席に向かう聖光学院ナイン=あづま球場

 「今年のチームは弱い。力がない」。指導陣らからの前評判を覆した聖光学院ナインは、あふれ出る歓喜の涙が止まらなかった。福島市のあづま球場で8日に行われた第65回秋季東北地区高校野球大会準決勝。5―4で盛岡大付(岩手第1代表)に劇的なサヨナラ勝ちを収め、「日本一の挑戦者」をテーマに一つにまとまったナインが実力を証明、来春の選抜大会出場を有力にした。
 序盤に3点をリードされる劣勢となったが、驚異の粘りで勝利を手繰り寄せた。斎藤智也監督(49)は「終盤の粘りに感動して感極まってしまった。東北大会は“参加賞”で終わりと思っていたので」と言葉を詰まらせながら、ナインの成長を実感した。
 新チームの一番のネックは投手力だった。エース石井成投手(1年)は「最近、完投できるようになった」という実力だった。しかし、県大会が始まると見違えるように躍動した。準々決勝から一人で投げ抜き、準決勝の光南戦では秋の県大会で37年ぶりの無安打無得点試合を達成した。東北大会でもマウンドを守り抜き、迎えた準決勝。4失点し、「体力的に疲れた」という石井投手を今度は打撃陣が救った。「コーチから石井(投手)に、どれだけ恩返しできるのか、と言われていた」。伊藤颯主将(2年)の言葉通り、この日は勝負強い打撃が光った。
 一戦を重ねるごとに強さを増し続ける聖光学院。初優勝を懸けた決勝の相手は仙台育英(宮城第1代表)。初めて「センバツ」に出場した6年前の東北大会決勝と同じ相手だ。この時は、同じあづま球場で延長10回の末、2―3でサヨナラ負けした。斎藤監督は「(センバツ出場は)決勝が終わり、発表日にならないと分からない。胸を張って終わりたい」と意気込みをのぞかせた。
(2012年10月9日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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