【聖光学院―仙台育英】８回裏仙台育英１死二、三塁、エース石井（中央）を中心にマウンドに集まる聖光学院ナイン＝あづま球場

　「１球の怖さを思い知った」。８回に一挙５点を奪われたエース石井成（１年）は唇をかんだ。
　３回途中から登板し４連投となった。８回１死満塁の場面で疲れから外角に外す直球が内側に入り、痛打された。「本当に体力不足を感じた」と表情を曇らせた。
　県大会と東北大会を通じ「ピンチの場面でも動じず、自分の持っている力を発揮できた」と手応えをつかんだ。しかし最後の決勝で課題が浮き彫りになり、石井は「体力面を鍛え直したい」と一層の成長を誓った。
（２０１２年１０月１０日　福島民友・高校野球ニュース）