仮契約を終え、笑顔を見せる内田選手（左）。右は後関担当スカウト＝２５日午後、茨城県土浦市

　プロ野球ドラフト会議で楽天から２位指名を受けた常総学院高（茨城県土浦市）の内田靖人選手（１８）＝いわき市出身＝は２５日、球団との入団交渉を行い、仮契約に調印した。今季日本一の球団に仲間入りし、被災地へ元気を届けるプレーを誓った。
　内田選手は土浦市のホテルで母敬子さん（４９）らと入団交渉に臨み、契約金６０００万円、年俸６００万円（金額は推定）で仮契約を結んだ。背番号は未定。
　仮契約後の記者会見で、内田選手は「地元東北で野球ができる喜びをかみしめてプレーしたい。一生懸命のプレーを見せ、長打が期待されているので、期待に応えて東北を元気づけたい」と抱負。楽天の後関昌彦担当スカウトは「何といっても一番の魅力はバッティング。日本人の右打者の主砲を担ってもらうよう育てたい」と話した。敬子さんは「社会人として責任を持って、けがをしないようにやってほしい。行ける所は行って応援したい」と息子の晴れ姿に目を細めた。
（２０１３年１１月２６日　福島民友・高校野球ニュース）