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相双福島“夏1勝” 1勝目は双葉校歌「次は相馬農歌う」

相双福島“夏1勝” 1勝目は双葉校歌「次は相馬農歌う」

【相双福島−安達東】連合チームとして県大会で初勝利し、喜びに沸く相双福島ナイン=いわきグリーンスタジアム

 連合チーム「相双福島」結成から2度目の夏。目標だった県大会1勝を成し遂げたナインは高らかに双葉の校歌を歌い上げ、約200人が駆け付けた応援席に笑顔で駆けだした。原発事故に伴う部員不足で結成された双葉、相馬農の連合チーム。数々の困難を乗り越え勝利した選手に、スタンドから大きな拍手が送られた。
 「選手一人一人に責任感が出てきた結果」。森田健二監督は勝因を分析した。同じ連合チームで汗を流してきた原町が今春、単独出場を結成するためチームを離脱。4月から主将を務める鈴木雄大(双葉3年)は「自分がやらなきゃ、という気持ちが芽生えた。全員が真剣に練習に取り組み、まとまりも出てきた」と振り返る。双葉、相馬農の各5人の部員は平日に各校で練習、週末は双葉ナインがいわき市のサテライト校から南相馬市の相馬農に車で約3時間かけて通い、合同練習を行った。限られた時間でチームプレーを磨いた。
 原町が大会初日の1回戦で岩瀬農に勝利。かつての仲間の活躍に刺激を受けた相双福島ナインも懸命に勝利を目指した。先発した猪狩駿(同)の粘りの投球に応えるように打線が奮起。1点差に詰め寄られ迎えた8回には西山大夢(同)の左前打と、高橋開陸(相馬農2年)の中越え二塁打で3得点。9回に2点を奪われたが、最後は西山が力のこもった投球で振り切った。選手たちは1勝目に双葉、2勝目は相馬農の校歌を歌うことを決めていた。3回戦は同じ相双勢の第5シード小高工に挑む。猪狩は「次も勝って、相馬農の校歌を歌う」と誓った。
(2013年7月14日 福島民友・高校野球ニュース)

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