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日大東北が振り切る 「足攻」安積、主導権握れず
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【安積−日大東北】1回裏日大東北1死一、三塁、重盗で三走大束が生還、先制点を奪う。捕手小野口=開成山球場
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芯で捉えた白球は美しい放物線を描き、開成山球場の左翼席に突き刺さった。2回に試合の主導権を握るソロ本塁打を放った日大東北の6番河野直哉(3年)。高校通算10本目の本塁打に「自分のスイングができた」と胸を張った。
日大東北は打線が序盤に機能。1点リードの2回、先頭打者の河野は「塁に出て次の打者につなぐ」と心に決めた。真ん中高めの変化球を振り抜くと、打球は左翼席に吸い込まれた。
続く3回には先頭の深谷浩太(2年)が中前打で出塁し、すかさず二盗。犠打で三塁に送り、3番斎藤大亮(3年)の中犠飛で手堅く3点目を奪った。斎藤は「もう1点、追加点が欲しかった場面。チームに勢いをつけることができた」と好機を着実にものにした。
河野は全体練習で体が開く癖を矯正。「左肩を開かずヘッドを立てて打てた」と練習成果が実り、口元を緩めた。4回の2打席目も左翼フェンス直撃の左越え二塁打を放った。
エース山中敦煕(同)もコーナーを巧みに突く投球で、隙を見せなかった。中村猛安監督は「常にリードを守ることができた」と試合運びを評価した。
10年ぶりの甲子園へ―。投打の軸が力を発揮し、日大東北の勢いが増しそうだ。
(2013年7月21日 福島民友・高校野球ニュース)
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