休養日で3連戦解消 負担を軽減、投手にプラス
8日に開幕する第95回全国高校野球選手権大会(15日間・甲子園)では大会史上初めて休養日が導入される。2日間で行っていた準々決勝を1日で消化し翌日を完全休養日とすることで、連戦は最大で「2」に。連投の弊害が懸念される投手には大きなプラスになる。
これまで主催者側も終盤の過密日程を緩和するための対策を取ってきた。準々決勝を2日に分けて行うことで「4連戦」はなくなったが、2日目に戦うチームは決勝まで3連戦を強いられるため公平性が問題になった。
昨年、春夏連覇を達成した大阪桐蔭の西谷監督は「3日連戦できる準備はしているが、実質しんどい。賢明な案」と評価。
今春の選抜でエース安楽が5試合で772球を投げ、国内外で議論を呼んだ済美(愛媛)の上甲監督は「選手にとっていいこと」とした上で、「勢いが少しストップする。メンタル面の調整が大切」と問題点も挙げた。
(2013年8月7日 福島民友・高校野球ニュース)
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