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継投策がっちり 聖光・石井“経験”実る、今は実力発揮
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【聖光学院―愛工大名電】粘り強い投球で6回を3失点に抑えた聖光学院の石井=甲子園
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背番号10の石井成(2年)から、エースナンバーを背負う今祐也(3年)への両左腕の継投策がピタリとはまった。
斎藤智也監督は、試合前日の8日の練習で投球練習を行わなかった石井に初戦の先発マウンドを託した。「(甲子園の)マウンドに慣れている」と斎藤監督。福島大会で調子が上がらず、エースナンバーを今に譲った石井は、1回に2点本塁打を放たれるなど、2回以外は毎回走者を背負ったが、要所を締めて6回3失点。先発投手としての役割をしっかり果たした。
今春のセンバツ以来の甲子園のマウンドで「自分の最低限の投球はできた。コースに投げれば、ある程度打ち取れると思っていた」と、斎藤監督の狙い通り“経験”を生かした。
今は初めての甲子園のマウンドで実力を発揮した。センバツはベンチに入りながら登板の機会はなく、その悔しさが今を奮起させ、エースナンバーを背負うまでに成長した。
「打者が見逃していたので、ど真ん中に投げればいい。そう思って思い切りいった」。7回からマウンドに上がると、130キロ台前半の直球を主体に打者に立ち向かった。その力投が打線の逆転劇を引き出し、3回を被安打2。終盤の愛工大名電の反撃を封じた。
捕手の広瀬和光(同)は「堂々と投げてくれた。感謝したい」と今をねぎらった。今も「2年生(石井)が打たれたところをカバーできたのがうれしい」と充実感を漂わせた。。
(2013年8月10日 福島民友・高校野球ニュース)
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