「回転」でよろけながら走り出す４番園部。ゲーム感覚のトレーニングで笑顔を見せるナイン＝兵庫県西宮市・鳴尾浜臨海公園

　７年連続１０度目出場の本県代表・聖光学院は大会第８日の１５日、２回戦第１試合（午前８時開始予定）で２年ぶり２２度目出場の福井商（福井）と対戦する。試合を２日後に控えた聖光学院ナインは１３日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で約２時間の練習を行い、試合に向けて調整した。
　ナインは打撃中心の練習に汗を流し、１４０キロ超の本格派投手を擁する福井商戦へ備えた。また、１時間３０分ほどで早めに打撃練習を切り上げた選手は、ゲームを取り入れたクールダウンでリラックスした表情を見せた。
　外野の芝でアップシューズを脱いだナインは、運動会の種目“バットまわり”を行った。選手は自分の腕をバット代わりに１０回ほどその場で回転。大高茂トレーナー（４０）が待つゴールに向け、走った。４番園部聡（３年）らがよろけながら走り出す姿にチームは笑いの渦に。２回戦へ向けた雰囲気の良さをうかがわせた。
（２０１３年８月１４日　福島民友・高校野球ニュース）