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聖光学院惜敗、16強ならず 福井商に1−2、夏の甲子園

聖光学院惜敗、16強ならず 福井商に1−2、夏の甲子園

唇をかみしめて応援席に向かう聖光学院ナイン=甲子園

 第95回全国高校野球選手権大会第8日は15日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦4試合を行い、第1試合に登場した本県代表の聖光学院は、1−2で福井商(福井)に敗れ、第92回大会以来3年ぶりのベスト16入りはならなかった。
 聖光学院は1点を追う6回、2死一塁から4番園部聡(3年)がフェンス直撃の中越え三塁打を放ち、追い付いた。再び1点を追う展開となった9回も、先頭打者の園部の四球を足掛かりに2死三塁まで攻めたが、あと一本が出なかった。序盤から中盤にかけ、犠打失敗や走塁死など攻撃のミスが重なり、最後まで試合の主導権を握れなかった。先発石井成(2年)は初回に先制を許したほか6回まで毎回走者を背負う苦しい投球が続いたが、内外角に丁寧に投げ分け、要所を締める粘りの投球を見せた。しかし、8回に2死三塁から勝ち越しの右前打を許し、力尽きた。

 「予想外の先発」 福井商・長谷川の内角直球に苦戦
 聖光学院の打線は最後の最後まで球威ある直球に押し込まれた。「予想外の登板だった」。福井商の先発は最速146キロのエース右腕中村文英(3年)ではなく、背番号10の右腕長谷川凌汰(同)。打線は想定外だった長谷川が188センチの長身から投げ込む130キロ台中盤の内角高めの直球に苦しんだ。
 福井大会5試合全てに登板し、初戦でも6回を投げて疲れの見えた中村に代えて登板した長谷川だったが、聖光学院の打線は差し込まれ、打球が詰まる場面が目立った。飛球13個のアウトが、その苦戦ぶりを物語った。好調を維持していた打線は6安打に封じられた。
 的確に捉えたのは中軸のみ。その中で得点につながったのは6回2死一塁、4番園部聡(同)が「直球待ち。バットの先だったが、うまくセンターへ捉えることができた」と振り返った中越え三塁打の1本のみだった。
 終盤には機動力で揺さぶりをかけた。8回、先頭の石井成(2年)が左前打で出塁し、俊足の上位打線でヒットエンドランを仕掛けたが、1、2、3番の3人が全て飛球で好機を潰した。斎藤智也監督は「厳しいなと感じた場面だった」と唇をかみしめた。
 福島大会では石井ら投手陣の不調を強打で補い、敗戦の危機を何度も乗り越えてきたが、甲子園という聖地でその再現はならなかった。しかし、3番八百板飛馬(3年)は「これ以上ないくらい熱く野球に燃えた3年間だった」と晴れやかな表情を見せた。
 3年生は甲子園の土を誰一人持ち帰ることはなかった。勝負にこだわり、全国制覇を現実の目標に掲げる聖光学院ナイン。後輩はその姿を目に焼き付けたはずだ。
(2013年8月16日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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