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● 日本一への挑戦者 聖光学院10度目の夏へ(上) |
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7年連続10度目の甲子園出場を決め、喜びを爆発させる聖光学院ナイン=いわきグリーンスタジアム
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第95回全国高校野球選手権福島大会で、7年連続10度目の優勝を果たし、夏の甲子園への切符をつかんだ聖光学院。延長となった決勝を制して県内公式戦の連勝記録は「92」まで伸ばした。「日本一の挑戦者」をテーマに臨み、7連覇の偉業を成し遂げたナインの歩みを振り返る。
史上最多の連合3チームが出場し、二つの連合チームが初戦突破などで盛り上がった前半戦。聖光学院は各校からの挑戦を受けながらも、初戦から圧倒的な力を見せつけた。
2回戦の郡山商戦は初回から、4番園部聡(3年)が初球を振り抜き、満塁本塁打を放つなど打線が爆発して13安打。無失点で5回コールド勝ちし、幸先の良いスタートを切った。
勢いそのままに会津西連合、福島商と3戦連続コールド勝ち。だが、県内の私立の強豪校は、そう簡単にはいかなかった。第8シード学法石川との準々決勝では、エース石井成(2年)が2回途中までに8失点(自責点5)で降板、一時は4点ものリードを許した。それでも石井から継投した左腕の今祐也(3年)が72/3回を1失点と好投すると、打線が機能、7回に勝ち越して粘る学法石川を打ち破った。斎藤智也監督は「苦しみを楽しむ試合だった」と振り返った。
接戦を経験したことで、たくましさを増したナインは小高工を破り、決勝の舞台にたどり着いた。相手は10年ぶりの王座奪還を狙う日大東北。夏の福島大会の連覇が始まった時に決勝で破ったのが日大東北だった。
聖光学院は9回2死二、三塁、あとアウト一つで負けという瀬戸際まで追い込まれながらも、7番井原貴視(3年)の同点打で追い付くと、延長十回の激戦の末、サヨナラ勝ちで日大東北の挑戦をはね返した。(敬称略)
(2013年7月30日 福島民友高校野球特集)
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