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いわき海星ナイン、芽生える「感謝」 被災の困難克服

 県内唯一の海洋系高校・いわき海星高。今は、津波で被災した学校施設の復旧が進められている。“東北推薦”の吉報を知らされた選手たちは、改修工事の用具が並ぶグラウンドで、黙々と体力トレーニングに励んでいた。
 坂本啓真主将(2年)は「これまでの野球に対する取り組みが評価されたのは、うれしい」と話し、「(21世紀枠に選ばれた時に備え)練習に励むだけ」と意気込む。若林亨監督は「さまざまな苦労はあるが、(選手たちの)野球への意欲は、かえって増している」。震災直後、グラウンドはがれきの山だった。一時は野球を諦めかけた選手たちに、各地から支援の輪が広がった。野球用具が届き、近くの小名浜高が練習場を提供してくれた。
 今秋の県大会は、遠洋航海実習でレギュラーの大半を欠きながら、強豪相手に善戦した。自校のグラウンドが満足に使えないなどの状況が続くが、「選手たちには『野球ができる感謝の気持ち』が芽生えている。ないものねだりではなく『あるものねだり』で頑張りたい」と若林監督。年明けの選抜出場校決定を見据え、地道な練習が続く。
(2012年12月15日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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